“スポーツ×ことば”
表現することで、体験は経験として刻まれる
「スポーツ575」プロジェクトはじめました
新型コロナウィルスの感染拡大によって
スポーツやプレーヤーを取り巻く環境も一変しました。
目標にしてきた大会が中止になったり、練習が思うようにできなかったり…。
抱えきれないモヤモヤとか、あらためて気づいたスポーツへの想い。
そんなあれこれを、今、一回はきだしてみたら?
という想いから「スポーツ575」というプロジェクトをはじめることにしました。
身体を使ったり、叫んでみたり、はきだす表現方法はいろいろありますが、
575の17音にぎゅっとこめてみよう。という試みです。
きっかけとなったのは「タグラグビー575」
学校でのタグラグビー授業で「タグラグビー575」を書いてもらうようになったのは7年ほど前。
俳句は言わずと知れた日本の表現文化です。
学校の授業でも取り組まれていますし、感想を言ったり書いてもらったりするときに、句として短いフレーズにしてみたら共有しやすそう、と感じたのがきっかけです。表現教育の推進校で提案したところ、スポーツ授業のふりかえりでやってみよう。ということになりました。
ふりかえりとして、自分をみつめる。
またその日の締めくくりに、みんなで575を発表し合うと
ワイワイ盛り上がり、新しいコミュニケーションが生まれることもあります。
「575の17音に思いを込める」という表現行為の中で、ぎゅっと濃縮されていくものは、想像以上に魅力的でした。
例えば、まだ表現する言葉をたくさん持たない小学生に、タグラグビーの感想をたずねると
”うれしかった たのしかった またやりたい”とストレートなことばが返ってくることがほとんど。
でも、575にしてもらうとその幅がグーンと広がります。
「ありがとう」とか「みんなでボールを運んでいった」など、充実感を表した句と並んで
プレー中にイラっとしたりモヤっとした違和感や、うまくいかなかったことの句もありました。仲間と衝突した体験が、その情景とともに浮かび上がってくるものが多かったのも印象的でした。
これは、ネガティブな感情とも向き合い”575にするという行為”によって、一旦自分の中に感じた想いをだしてくれているのだなと感じました。
その後、学校だけでなく、クラブチームなどでも、特にチームの振り返りや交流試合などでやってもらったところ、ストレートな句がたくさん生まれました。いっしょにプレーをしているチームメイトへの想いを直接表現したり、タグラグビーの魅力があぶりだされてくるようでした。
そんな”効能”がつまった575を、タグラグビーだけでなく、いろいろなスポーツを表現した575を
みてみたくなりました。みんなで詠んで鑑賞し合うとどんなことが起こるのか、楽しみ!
そんなことがきっかけで、ラグビーのコーチたちとコロナ禍の2020に「スポーツ575」をはじめてみることにしました。
ポジティブもネガティブも。感じたことをことばにしてみよう!
俳句、川柳、短歌といった日本の美しいことば文化に倣いながらも
練習日誌よりちょっとライトな感覚で気軽につくってほしいです。
部活やクラブなどスポーツに取り組んでいる人はもちろん、
どなたでも投句できます。
日々の瞬間を切り取ったり
応援メッセージや、スポーツ愛、あの日の思い出、
焼き付いている情景など。
あなただけの575に込めて送ってください。
詠んで、鑑賞して、ほめあって、元気をもらう
こんな時期だからこそいっしょに。
「スポーツ575」を楽しみましょう!
│スポーツ575募集!│
◆応募部門
◎プレーヤー部門(スポーツの体験を575に込めて)
・小学生の部
・中学生の部
・高校生の部
・その他学生の部(大学・専門学校など)
◎学校、チーム部門(授業やクラブチームなどの振り返りを575に)
◆応募資格
どなたでも。*スポーツへの思い、応援する気持ちなどをことばに表現してください。
◆締め切り
2021年2月17日
◆応募フォームはこちらから
★みなさんから寄せられた575は、
コーチ・審査員・事務局にて選句させていただきます。
関連イベントなども企画中。情報はSNSで発信します。
フォローしてくださいね! FB https://www.facebook.com/sports575com/ twitter https://twitter.com/sports575 instagram https://www.instagram.com/sports.575/
【応援団】 村田祐造…ムラタぐ式部(東京セブンズラグビースクール校長)
石川安彦…石川タグぼく(明治学院大学ラグビー部 ヘッドコーチ)
高秀章子…あこタグ(まなびの天才畑 代表)*企画運営・事務局
お問い合わせ info.manaten@gmail.com
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